先週まで、6回にわたり論理的思考法について解説をしてきました。
過去投稿はこちらから
論理的思考法って?【第1回】
論理的思考法って?【第2回】
論理的思考法って?【第3回】
論理的思考法って?【第4回】
論理的思考法って?【第5回】
論理的思考法って?【最終回】
今回は、ある職場で発生した事案について前半と後半に分けて解説をします。
全く一緒ではなくても、このような状況に遭遇したありませんか?
シーン
とある会議室。新規プロジェクトの打ち合わせを行っている。
登場人物
- Aさん:営業部主任
- Bさん:営業部員
- Cさん:営業部部長
Aさん:「Bさん、この新規顧客の資料、まだできていないの?」
Bさん:「Aさん、申し訳ありません。まだクライアントとの打ち合わせがうまくいかなくて、資料作成が進んでいません。」
Aさん:「打ち合わせがうまくいかない? 何で? もっとしっかりやればよかったのに。」
Bさん:「Aさん、そうなんですけど、クライアントの要望がかなり複雑で、なかなか折り合いがつかなくて…。」
Aさん:「複雑ってどういうこと? もっと具体的に説明しなさい。」
Bさん:「… えっと、クライアントは…。」
Cさん:「(Aさんを遮るように)Bさん、もういいよ。Aさん、Bさんはまだ若いから、経験が足りないんだ。もう少し丁寧に教えてあげなさい。」
Aさん:「はい、部長。」
Bさん:「…(落ち込んだ様子)。」

前回までに説明した、『思い込み』『決めつけ』『偏見』『漠然とした言葉』『責任転嫁』が出てますね。。。
もしかすると、『感情のコントロール』が出来なくて、声を荒げている人がいたかも知れませんね。
これでは、建設的に話し合いが進みません。せっかく、時間を作って打合せを実施しても意味がないものになってしまいます。
ここでの問題点は何だったのでしょうか。個人別にみてみると
- Aさん:
- 思い込み・決めつけ:Bさんが資料作成をサボっていると決めつけている。
- 責任転嫁:Bさんのミスを指摘するだけで、自身も責任を共有しようとしていない。
- 漠然とした言葉:具体的なアドバイスや指示を与えていない。
- Cさん:
- 偏見:Bさんの経験不足を理由に、問題解決を阻害している。
- 責任転嫁:Bさんを責めるだけで、Aさん自身の指導不足を認めていない。
- 漠然とした言葉:具体的なアドバイスや指示を与えていない。
- Bさん:
- 責任転嫁:Aさんからの指摘に対して、言い訳をしている。
- 漠然とした言葉:問題解決に向けた具体的な提案をしていない。
問題点が全員にあることがわかりますね。では、どうやったら改善できるか個人別にポイントを挙げてみると、
- Aさん:
- 思い込み・決めつけをなくし、Bさんの話を最後まで聞く。
- 具体的なアドバイスや指示を与える。
- Bさんの意見や提案を尊重する。
- Cさん:
- 偏見をなくし、Bさんをサポートする。
- 具体的なアドバイスや指示を与える。
- Aさんにも指導の責任があることを認める。
- Bさん:
- 言い訳ではなく、具体的な問題点を説明する。
- 問題解決に向けた具体的な提案をする。
それぞれが改善をしたら、、もっとよいコミュニケーションが取れそうですね。
より良いコミュニケーションを築くためには、
- 相手の話を最後まで聞く
- 思い込みや決めつけをなくす
- 具体的なアドバイスや指示を与える
- 責任を共有する
- 漠然とした言葉ではなく、具体的な言葉を使う
ことが重要です。
皆さんも職場で気を付けてみましょう。
次回は、このお話の後日談です。さて、Aさん・Bさん・Cさんのコミュニケーションはどう改善されているでしょうか。