
◆労使共同宣言について
先般、労働組合は本部執行委員長の菊池さんと三越伊勢丹ホールディングス取締役代表執行役社長CEOの細谷さんとの間で、安心して働くことのできる職場環境づくりにむけ “適正な労働時間管理”と“ハラスメント・ゼロ”2つの労使共同宣言を策定しました。今回は「適正な労働時間管理にむけた労使共同宣言」について紹介します。
共同宣言の内容や行動基準を正しく理解・実践して、適正な時間管理を実現しましょう!

◆共同宣言の解説
適正な時間管理の実現にむけた労使共同宣言は「労働時間管理ルールの順守と業務改革に取組みます。」のメインメッセージと、①労働時間の正しい記録を徹底します ②全員が業務改革に取組みます ③対話を通じて推進します の3つの行動基準(本人・上司のそれぞれがとるべき行動を含む)が示されています。3つの行動基準について以下に解説します。
- 労働時間の正しい記録を徹底します
正しい時間管理を実現するためには、私たち一人ひとりが正しい出退勤の記録を残し、不正な改ざん等をしてはいけません。上司は職場のメンバーの正しい勤怠の記録を管理することが求められます。
- 全員が業務改革に取組みます
業務改革はマネジメント職に限らず、私たち一人ひとりが改善できることを探し、チームのメンバーとの対話を通じて実現します。上司はチームのメンバーの積極的な改善提案を促し、決断・実行することが求められます。
- 対話を通じて推進します
正しい時間管理や業務改革を実現するには、チームメンバーからの報告・相談・提案と、その内容に対する意見交換などの対話が必要になります。上司は職場での対話の時間の確保と、対話する風土づくりが求められます。
◆共同宣言をふまえた“時間管理啓発ポスター”作成と掲示
労使共同宣言をふまえ、これまで労働組合や会社が職場へのヒアリングを通じて把握している“不適切な勤怠管理のよくある事例”から ①正しい勤務管理編 ②上司と部下のコミュニケーション編 の2つのポスターを作成し、広く職場や休憩所等への掲示をおこなっています。
- 正しい勤務管理編
- 時間外勤務を発生させないために、時間内に業務が終了しない際、退出の打刻をした後に職場に戻って業務を継続する行為(打戻り)は厳禁です。
- 勤怠データの管理は時間外勤務の状況だけではなく、実際の勤務の状況と適合しているのかの確認も求められます。
- 上司と部下のコミュニケーション編
- 時間外勤務の目標を示している所属もあると思いますが、“一律に”時間外勤務の“上限である”と受け取られるような目標の提示はコンプライアンス上のリスクもあります。業務の実態をふまえた対応方法(継続・止める・他者とシェアするなど)を検討・提示しましょう。
- 業務を時間内に終えられない際、上司と相談することなく時差時間として業務を継続することを“個人で判断”せずに、上司に対応方法を相談(不在の際には事後報告)しましょう。



▼各ポスターはこちらからダウンロードしていただけますのでご利用ください。
