そうは言ってもお金は大事。やる気でおなかは満たされない。腹が減っては戦ができぬ。
ちなみに台湾の人はその日が残業となると、まず食事に行くそうです。
それはさておき、仕事に限らず没頭して食事を忘れるなんてこともありますよね。
ワーク・エンゲージメントとは、”働くこと”そのものからエネルギーを得られている、仕事が「楽しいから」「好きだから」働いている状態とされていて(だからおなかがすかない、というわけではないと思いますが)、
「活力(エネルギッシュ、活力が満ちている)」
「熱意(仕事に意義と誇りを持っている)」
「没頭(時間も忘れて集中している)」の3つの側面で測れると言われています。
ここでいう没頭とは、幸福感に満ちているということ。 ワーカーホリック(仕事中毒)=“忙しくしていないと不安な状態”とは異なるのでご注意を。

ワーク・エンゲージメントが高い状態のひとは、仕事が楽しいので基本的にポジティブでモチベーションも高いです。
このモチベーションですが、評価や昇給・昇格、報酬など、外から与えられることで得られるモチベーションを「外発的動機付け」、
そして、“好き・得意”だとか“大切にしたい価値観”など、自分の内側から湧き出てくるモチベーションを「内発的動機付け」などと言ったりします。
特に“報酬”や“評価”を代表とする“外”発的な部分に対しては、多いとか少ないとかの感覚は人それぞれ、いろいろ意見を多くいただくところです。
ですなのですが、この外発的なモチベーションは、得たとして長続きしないのが特徴なので厄介でもあります。
お金をもらって、その時は「ヤッター!!」と思っても、生活レベルを上げたり欲しかったモノを買ったとしても、3ヵ月もしたら慣れてしまい、それが当たり前になってしまう。 獲得した当初の喜びは、悲しいかな薄れていきます。 さらに言うなら、お給料が上がっても物価が上がれば帳消しです。ヒドイ!

では“内”発的動機はどうでしょう。
“好き・得意”や、“価値観”は自分が没頭できること、譲れない信念、大切にしたい気持ちから来るもので自分の軸となるもの。
なので、飽きないし尽きない。満たされれば満たされるほど、「やりがい」へと変わっていきます。
日本が誇る名作「スラムダンク」で、花道がバスケを通じて周囲の仲間から信頼される喜びを感じ、バスケが大好きになったということにも通じると思っています。なんて尊い、なんて尊いのでしょう。しかもその思いは自分の内から湧き出てくるので無料(タダ!)です。
そうは言ってもお金よ!お金をもらったらうれしいもの!!という正直な方(わたし)は
もらったお金で何がしたいのか、どうしてそれがしたいのか、それは自分にとってどんな意味を持つのか と考えてみるのがおススメ。
本当に自分がやりたいことが見えてきて、お金にこだわる自分が更にいとおしく思えます。
もし自分の源泉がどこにあるか、わからなくなってしまったら、
①「自分は何が得意なのか(=能力)」
②「何がやりたいのか(=動機・欲求)」
③「何をやっているときが充実しているか(意味と価値)」
この3つをイメージして、今の仕事に落とし込んでみたら、共通点が見つかって仕事が少し楽しくなるかも。
タダで楽しくなるならラッキーです。 「人生1回きり、楽しんだもの勝ち!」と、吉田沙保里さんも言っておられましたが、激しく同意します。
次回は6月28日シリーズ ワーク・エンゲージメントその⑤「さっそく診断してみよう」です。ありがとうございました。