シリーズ ワーク・エンゲージメント④「報酬がセットなら尚うれしい」

そうは言ってもお金は大事。やる気でおなかは満たされない。腹が減っては戦ができぬ。ちなみに台湾の人はその日が残業となると、まず食事に行くそうです。

さてさて、仕事に限らず没頭して食事を忘れるなんてこともありますよね。

ワーク・エンゲージメントとは、”働くこと”そのものからエネルギーを得られている、仕事が「楽しいから」「好きだから」働いている状態とされていて(だからおなかがすかない、というわけではない)、

「活力(エネルギッシュ、活力が満ちている)」

「熱意(仕事に意義と誇りを持っている)」

「没頭(時間も忘れて集中している)」の3つの側面で測れると言われています。

ここでいう没頭とは、幸福感に満ちているということ。 ワーカーホリック(仕事中毒)=“忙しくしていないと不安な状態”とは異なるのでご注意を。

ワーカーホリックの状態

ワーク・エンゲージメントが高い状態のひとは、仕事が楽しいので基本的にポジティブでモチベーションも高いです。

このモチベーションですが、評価や昇給・昇格、報酬など、外から与えられることで得られるモチベーションを「外発的動機付け」、

そして、“好き・得意”だとか“大切にしたい価値観”など、自分の内側から湧き出てくるモチベーションを「内発的動機付け」などと言ったりします。

特に“報酬”や“評価”を代表とする“外”発的な部分に対しては、多い少ないの感覚は人それぞれ、いろいろ意見を多くいただくところです。

ですなのですが、この外発的なモチベーションは、得たとして長続きしないのが特徴なので厄介でもあります。

お金をもらって、その時は「ヤッター!!」と思っても、生活レベルを上げたり欲しかったモノを買ったとしても、3ヵ月もしたら慣れてしまい、それが当たり前になってしまう。 獲得した当初の喜びは、悲しいかな薄れていきます。 さらに言うなら、お給料が上がっても物価が上がれば帳消しです。ヒドイ!

最初はうれしかった・・・

では“内”発的動機はどうでしょう。

“好き・得意”や、“価値観”は自分が没頭できること、譲れない信念、大切にしたい気持ちから来るもので自分の軸となるもの。

なので、飽きないし尽きない。満たされれば満たされるほど、「やりがい」へと変わっていきます。

日本が誇る名作「スラムダンク」で、花道が周囲の仲間から信頼されること自体に喜びを感じ、バスケが大好きになったということにも通じると思っています。なんて尊い、なんて尊いのでしょう。しかもその思いは自分の内から湧き出てくるので無料(タダ!)です。

「そうは言ってもお金よ!お金をもらったらうれしい!!」という私を含め正直な方は、もらったお金で何がしたいのか、どうしてそれがしたいのか、それは自分にとってどんな意味を持つのか と考えてみるのをおすすめします。

本当に自分がやりたいことが見えてきて、お金にこだわる自分が更にいとおしく思えます。

もし自分の源泉がどこにあるか、わからなくなってしまったら、

①「自分は何が得意なのか(=能力)」

②「何がやりたいのか(=動機・欲求)」

③「何をやっているときが充実しているか(意味と価値)」

この3つをイメージして、今の仕事に落とし込んでみたら、共通点が見つかって仕事が少し楽しくなるかも。

タダで楽しくなるならラッキーです。 「人生1回きり、楽しんだもの勝ち!」。

次回は6月28日シリーズ ワーク・エンゲージメントその⑤「さっそく診断してみよう」です。

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