中期経営計画(22~24年度)について解説します

皆さん おはようございます。

決算説明に関する解説の第3回目ということで「中期経営計画(22~24年度)」について解説していこうと思います。

とはいえ、経営計画の内容は情報量が多いこともあり2段階に分けて解説していこうと思います。

第1弾の今回は“中長期戦略の進捗状況”“今後の財務計画”について解説していこうと思います。

ちなみに前回もお伝えしましたが、いつも会社のHPで発表される決算関連の資料は大きくわけて3つありますが“決算説明会”のコメント付パワーポイントPDFを見ると全体感がつかめますので、まずこれを見ていくのがおすすめです!

中長期戦略の進捗状況?

22年度よりグループ全体の中長期戦略を10年スパンで3つに区切り、どういう取り組みをしていくのかを設定しています。その中で23年度は再生フェーズの2年目に入ったことになります。

再生フェーズは百貨店のビジネスモデル自体を変えていき、顧客とのつながりを、マスと個の両面でどのように展開していくかを追求していくフェーズとなります。

“個客とつながるCRM戦略”については、識別顧客の売上シェアを上げていくことが重要な取り組みになっています。

<ここでのポイント>

22年度の取組みによって、新宿、日本橋で年間100万円以上購入の顧客のシャアはこれまで50%前後だった所70%まで拡大しています。

今後の財務計画について

今後の計画についてですが、22年度の営業利益結果を踏まえて当初24年度に目標としていた350億円を23年度に前倒すことになりました。

24年度はその350億円から更にプラス50億円した400億円に上方修正することになりました。

<ここでのポイント>

❶22年度は営業利益よりも当期純利益が上回りましたが、本来は営業利益から税金が引かれる当期純利益は低くなります。23年度の計画では、22年度の税金分が一部23年度にかかることと、営業利益が上がることによる税金分がかかることで一時的な減益になることが見込まれています。

❷ROEとは、ひとことで言うと“自己資本でどれだけ儲かっているか“を表した指標になります。企業の方針として様々な戦い方がありますが、自社の本業でしっかりもうけるのか(ROA)、資金を増やして事業全体の規模を大きくして稼ぐのか(財務レバレッジ)、両方を見て総合的にビジネスとしての儲けがどのくらいでているのかを見るのかROEになります。

一般的には10%を超えると優良と言われていますが、三越伊勢丹グループでは、本業でしっかり儲けるビジネスを重視していますので、ROAを意識しているともいえるかと思います。ちなみに“成りの数値”は「予測、見込み、仮」という意味ですね。

ということで、今回は中長期的な計画と財務について解説してきました。

第2弾はその中で具体的な計画の中身を解説していきたいと思います。

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